オッズで見出す勝負のサイン HiGEオッズ

オッズ予想の決定版!【HIGEオッズビューアー】の紹介ブログです。


カテゴリ: オッズ理論

なぜに朝、売れるのか。これが「オッズ予想」の拠り所です。
それでは、関係者が当該レースに勝負をかける場合を想定してオッズの動きをシミュレーションしてみましょう。

まず「出走馬の調子が良く今回レースで勝負になる」という情報は、馬主や、厩舎関係者、またその取り巻きに知れ渡るでしょう。
そして、今回のレースで来るのなら、馬券を買わない手は無いです。JRAの関係者は馬券を買えません。しかし、その周りにいる人は何の問題もありません。

ここで馬主の立場で考えると、愛馬の勝負なのだから、馬券を買うに決まっています。しかも桁が違うでしょうね。何十万、いや何百万かもしれません。
さて、何十万、何百万も馬券を買う場合、考えなければいけないのが「自分でオッズを下げてしまう」ということです。
例えば、オッズが10倍で、そのときの売り上げが200万だった場合、締切直前に200万ぶち込めばどうなるでしょう「的中票数が倍になる⇒オッズが半分の5倍になってしまう。」(あくまで概算です)こんなバカな事は無いでしょう。

これを回避するには、どうするか、自分が買う前に買われていた200万をなるべく買わせないようにすれば良いのです。先に買います。先に(朝に)200万ぶち込めばその時点で、オッズは2倍とか3倍に下がります、そうすれば10倍なら買おうと思っていた一般競馬ファンは3倍とか、決して割の合わない安いオッズでは買わなくなります。そして、レースが近づくにつれ、他の馬が普通に売れて適正なオッズに近づいていくでしょう。
後から買えば、オッズがそのまま下がってしまうが、先に買っておくとある程度は防げるということです。

ということで、我ら【非関係者】としては「朝から売れている馬は、何か理由(勝負!?)があるのでは?」→狙うべし。ということになるんですね。これを見つけるのが「HIGEオッズビューア」であります!

(システム班K)

前回「ノイズ」という概念を紹介しました。
その最たるものが買い間違いです。
先週(12/15)の中山10レースのオッズを見ると2.ノボレインボーの単勝がやけに売れているのがわかります。

▼クリックでHIGEオッズグラフを表示▼20131215e10

単勝は基準オッズ121.7倍で16頭立ての最低人気。これが実際のオッズでは朝の段階では5倍を切る人気。
さて、これをどう考えるか。
7歳の牝馬で8ヶ月の休み明け、乗り替わりだがお世辞にも鞍上強化とはいえない。
ハッキリ言って買う要素がみあたらない。
ではなぜ売れているのか?
考えられるのは買い間違い。
メインの朝日杯とのレース間違いか?
いや、朝日杯の2番は九州産馬でここではチョットと言う馬。
可能性が高いのは阪神との場間違い。
阪神10レースの2番は良血のリヤンドファミュ。骨折明けも血統背景と若駒S勝ちの実績から人気を集めている。
あくまで推測だが、この馬との買い間違いと思えば中山10Rは2番の馬に惑わされることはない。

全くの人気薄が極端に売れている場合は、まずは何故売れているかを考えることを習慣付けることをオススメします。

ノイズを見抜く

オッズを見ていると「何でこの馬がこんなに売れてるの?」と首を傾げたくなるときがあります。
そういう時にまず疑ってみるのが、買い間違い。競馬場やWINSの窓口で購入した場合は買い戻しも可能ですが、PATでの投票の場合は泣き寝入りするしかありません。
よくみかけるのが、ダービーや有馬記念などメインレースが11レースでない場合。そういう時の11レースではメインレースの本命馬の馬番がやけに売れています。
買い間違いはメインレースがイレギュラーな時ばかりではありません。単純なレース番号間違いもしばしば見られます。それまで複勝10倍を超えていた馬がいきなり2倍を切るようなオッズになり、次の瞬間には10倍台に戻っているのは買い間違いによる買戻しの結果です。
しかし、PATでの購入の場合はそうは行きません。
ジャパンCダート当日、阪神の1レースで馬番6番の馬が異常に売れていました。
基準では14頭立ての14番人気。2ケタ着順続きで売れる要因が見当たりません。考えられるのはJCダートの6番ホッコータルマエとの買い間違い。阪神1レースの6番はレース中の異常歩様でゴールも出来ず。まあ、ホッコータルマエも3着に敗れましたが。
もし、それが買い間違いでそれに気付いてホッコーの単勝を買いなおしていたら、「倍返し」所か2倍で持っていかれたことに。
こういうオッズはあくまでもノイズであって異常オッズとはいえません。

そういうオッズを見破るのはある軽度の経験則といえるでしょう。

オッズ馬券はインサイダー取引か

競馬で儲けるためには馬券を買わなければ話は始まりません。
競馬に関わるひとたちでは賞金で儲けるということもあるのだが、それは極狭い社会(馬主・調教師・生産者など)での話で一般的には競馬で儲ける=馬券ということになるでしょう。
株の取引の場合、内部の情報を得ているものが、その情報をもとにして利益を得ることはインサイダー取引として禁止されています。
競馬の場合もそれに関わるもののうち、調教師、厩務員、騎手は馬券の購入は認められていません。
しかし、馬主や記者などは馬券の購入に関しては制限はありません。何事に限らず情報を多く持っているものの方が有利です。
一般の競馬ファンより、馬主や記者の方が多く情報を持っています。しかもその情報は競馬サークルからダイレクトなものです。
そういう、オープンになっていない情報を基にした投票が異常オッズとして現れることになります。そんな投票は情報源が確かなだけにかなり高い確率で馬券対象となります。
それを逆手にとって異常投票から的中を導き出そうとするのがオッズ馬券です。

 オッズをチェックする際に「異常人気」という言葉を使います。
ということは、「異常」があるからには当然「正常」もあるわけです。
その正常の数値がまさに基準オッズということになります。

まず、オッズというものに就いて考えましょう。
イギリスなどで行われているブックメーカー方式の賭けの場合、オッズはそのブックメーカーの考える強さ(順位)ということになるでしょう。
ブックメーカーが違えばオッズも異なるし、同じブックメーカーでも賭ける時期が違えばオッズも異なります。(ブックメーカーの場合、賭けた時点でのオッズが確定オッズ)
馬券は賭ける者とブックメーカーとのサシの勝負です。

日本の場合の馬券はパリミュチェル方式で胴元(中央競馬の場合はJRA)が独占的に馬券を発売してファンによる、「この馬が強いであろう」「この馬が勝つであろう」「この馬に勝って欲しい」、という一種の人気投票によってオッズは作られています。
胴元がテラ銭を取って残りを競馬ファンの間での奪い合いです。
ではその人気は何によって形作られるのでしょうか?
やはり1番の要素は競馬専門紙とスポーツ新聞の印。紙媒体の衰退により競馬専門紙はこの所休刊もありますが、やはり影響は大きい。
特にこの所その存在感を増しているのがスポーツ新聞。
競馬専門紙に比べれば格段にリーズナブルなうえ、野球や芸能面などで移動時間の暇つぶしにもなり、競馬場やウインズでの場所取りにも使えるしね。
競馬専門紙が枠確定と同時に刷り始めて時間を争って売店の店頭に並べられるのに対してスポーツ新聞は一部を除いては当日の朝の発売。編集にも時間をかけることが出来、競馬専門紙の内容も反映しているかもしれなせん。詳細な調教時計と厩舎コメントを必要としない場合はスポーツ新聞で十分といえるかもしれません。
まあそれでも、競馬場やWINSでの競馬ファンは多くが競馬専門紙を手にしています。特化した情報源を確保しておいきたいということでしょうか。
競馬専門紙でもシェアによって影響力に違いがあります。それはスポーツ新聞でも同じこと。更に細かいことをいえば、競馬専門紙、スポーツ新聞共に、地上波、BS,CSを含めて競馬番組に出演しているトラックマン、記者の印も人気に影響します。
特にBSやCSで放送される競馬番組を視聴しているのはコアな競馬ファンで土曜の午前中からでも馬券で勝負します。そういう売り上げの少ないレースでメディアの露出度の高いTMが注目馬として挙げれば紙媒体の印以上に人気を集めます。

各メディアの印が人気の概ねを占めますが、その他にも人気に影響を与える要素はあります。
ひとつ血統。
特に新馬戦では良血馬は印以上に人気をします。
あの馬の下だから、あの馬の子供だから、で人気を集めるのは競馬がブラッドスポーツだからでしょう。
更には騎手。
メディアの印の同じくらいの馬に、年間100勝を挙げる騎手と年間勝ちクラ10勝前後の騎手とが騎乗していた場合、当然前者の方が人気をします。
競馬ファンは騎手にも敏感に反応することは覚えておきましょう。

それらの人気になるであろう要素を総合して算出したものが基準オッズです。

 馬券の売れ方により、予想するのが「オッズ予想」。
 基本的には「売れたら来る」「売れていない馬は来ない」という傾向が見受けられます。
 何故そうなるのか? 何かあるはずです。誰が買ってるの?
 容易に想像できるものあるし、分析により見えてくるものがあります。ここではそんなオッズに対する考え方をまとめました。
 「理論の裏付けがあってこそ、使えるファクターになるのです。」

・基準オッズとは (2013/12/08 永野)
 HiGEオッズは、基本的に、基準オッズと実オッズとの比較により
 その「基準オッズ」について、ここで再確認しておきましょう。

・オッズ馬券はインサイダー取引か (2013/12/08 永野)
 何やら、きな臭い話です。。。
 
・ノイズを見抜く (2013/12/08 永野)
 全部が全部、思惑通りに行くわけではありません。勘違いや、騙し、別の理由で売れているだけ。。ということもあります。これらノイズを見抜く方法は。。。

ノイズか否か
 続編です。

・なぜに朝、売れるのか?
 これがオッズ予想の拠り所!オッズ予想初心者は必見。

・逃げ馬との関係

・3着狙いの乗り方

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