オッズで見出す勝負のサイン HiGEオッズ

オッズ予想の決定版!【HIGEオッズビューアー】の紹介ブログです。


土曜の阪神の9レース、赤穂特別に3.ラローザブルが出走します。

この馬は前走12/7阪神の最終レースで5番人気ながら2着と好走したんですが、締め切り直前に、単・複ではなく人気上位の馬との馬連に大量投票の前科があります。

結果、3番人気のバンブーリバプールと決着したんですが、馬連2700円に対して枠連が3540円と中穴としては大きな配当の逆転現象を発生させています。

今回も大量の買いが入るのか?
それは単勝なのか複勝なのか、それとも前回同様馬連なのか?
こういう馬はチェック馬に登録してレース当日での確認が必要です。

(ながの)

世間は師走、競馬の盛り上がりは有馬記念。

2006年~有馬記念のHIGEオッズと、段差金額をまとめてみました。
1番人気には基本的に1億以上の「段差」(売上金額ではなく、まとまった1度に購入の合計)があるのが有馬記念。
かといって、億単位の単勝段差が必ず的中するわけではありません。ぶっとぶ単勝段差も多数。

また、1番人気だけのみならず、穴馬にもポンポンと100万以上の段差が発生します。

私が言えるのは、
「有馬記念、段差ぶち込みがいろんな馬に発生するため、オッズ馬券だけでは無理」
です。

平場戦の様に、「なぜかこんな午前中レースに100万ぶち込み」と違って
有馬記念は大量に100万以上の「玉」が、いろんな馬へぶちこまれます。
「夢を買う有馬記念」にふさわしい?玉のイレ合い。

HIGEオッズで食い込んで様が、強オッズだろうが、あんまり関係ないです。

まあ、2008年、最低人気で2着したアドマイヤモナークは
単復に200万円段差があり、「1頭だけ強オッズ」を示してはいますが。
他の年度の強オッズは馬券に絡んでいるわけではないため
「有馬記念はオッズを気にしなくてもイイ」でしょう。

システム班Mは。。
ピッタリキャラで買うかな(ここで安井式ラップキャラかよ、という突っ込みは無しで汗)
レース毎に「予想として取り入れる馬券術(そのレースにあった馬券術)」を切り替える柔軟な脳みそも必要です。


昨年2012年は1番人気段差合計が集計開始以来、初めて億に届かず。
今年はアベノミクス景気に沸いた??日本。年締めの有馬記念の売り上げはどうなるかにも注目します。

注:馬単、3連単合成オッズは2013年度から生成しているため、過去分にはありません。
▼2012年有馬記念 クリックで拡大▼2012arima

2012年
一番人気 1着ゴールドシップ 段差 単43件 7832万 複2件 638万
レース単複段差総数 80件 単複段差認定額 1億5106万
段差発生頭数 16頭中6頭

全馬券票数 333018238票  (333億182万)



▼2011年有馬記念 クリックで拡大▼2011arima

2011年
一番人気 1着オルフェーヴル 段差 単83件 2億6540万 複7件 3628万
レース単複段差総数 247件 単複単複段差認定額 6億6170万
段差発生頭数 14頭中6頭

全馬券票数 377597579票  (377億5975万)



▼2010年有馬記念 クリックで拡大▼2010arima

2010年
一番人気 2着ブエナビスタ 段差 単79件 2億9973万 複49件 1億8169万
レース単複段差総数 178件 単複段差認定額 5億6593万
段差発生頭数 16頭中8頭

全馬券票数 388549932票  (388億5499万)




▼2009年有馬記念 クリックで拡大▼2009arima

2009年
一番人気 2着ブエナビスタ 段差 単72件 1億3336万 複5件 3532万
レース単複段差総数 162件 単複段差認定額 3億2893万
段差発生頭数 16頭中10頭

全馬券票数 404441022票  (404億4410万)



▼2008年有馬記念 クリックで拡大▼2008arima

2008年
一番人気 1着ダイワスカーレット 段差 単71件 1億8447万 複1件 203万
レース単複段差総数 198件 単複段差認定額 3億8084万
段差発生頭数 14頭中6頭

全馬券票数 428677051票  (428億6770万)



▼2007年有馬記念 クリックで拡大▼2007arima

2007年
一番人気 8着メイショウサムソン 段差 単74件 2億4401万 複1件 219万
レース単複段差総数 190件 単複段差認定額 4億3134万
段差発生頭数 16頭中7頭

全馬券票数 451942149票  (451億9421万)




▼2006年有馬記念 クリックで拡大▼2006arima

2006年
一番人気 1着ディープインパクト 段差 単97件 5億9591万 複8件 2004万
レース単複段差総数 133件 単複段差認定額 6億6203万
段差発生頭数 14頭中10頭

全馬券票数 440203777票  (440億2037万)




システム班M

その昔、師走の開催のことを「餅つき競馬」と呼んでいました。
正月の餅代を稼ぐために、普段成績のパッとしない厩舎もそれなりに走って賞金を咥えてくるかららしい。
そんな言葉は「死語」だと思っていたら、先週の土曜は朝から複勝1000円超えの馬が多く馬券に絡んで荒れ加減。
その最たるものが重賞の愛知杯で、馬券対象の3頭はいずれも2ケタ人気で複勝は1000円超えで3連単は400万円超。

さて最終レース。
それなら複勝での爆穴を狙おうと物色して目に付いたのは阪神最終の16.イエスイットイズ。
単勝もそうだが、複勝の売れ方が明らかに異常。

▼クリックでHIGEオッズグラフを表示▼
20131214w12hige




鞍上の小林徹は、嘗て目野厩舎のナムラの馬でオッズが入って穴をあけていた騎手。
最近は影が薄いがここは久々に仕事か!
朝のオッズは目立つがそこから急速に人気を落とした為に全くの人気薄。
これなら少額でも配当は期待出来る。
複勝は当然1000円超えだが、逃馬だけに行き切った場合も考えて単勝も70倍付くならホンの少しでも押えておく。
相手は同じく複勝の売れ方の強い14.ワンダーフォルテほかにパラパラと。

レースでは大外から出た16.イエスイットイズがシゴイて先手主張。まさに「勝負懸ってマス」という乗り方。
4角で一旦後続を離した時には「行ったか!」と思ったのだが、秋山の1.アメージングタクトの末脚に屈することに。
それでも2着は確保して馬連は2万馬券。上位人気が消えたので複勝も1000円を大きく超えることに。

買い目の中の「5-13」は単に「ハマナカワダ」と叫びたいだけの馬券です。

20131214w12



(ながの)

HIGEグラフの基本パターン説明は
・HIGEグラフパターン(別記事)
を参照下さい。

今回は応用編の「合成オッズとの比較」です。
HIGEオッズグラフは
「基準オッズとの乖離」をメインとしていますが
・第二の基準オッズとも言える「合成オッズとの比較」
ができる様にしています。

以下説明を。
・単勝
・馬単 相手総流し 払戻均等買い
・3連単 相手総流し 払戻均等買い

相手総流し 払戻均等買いの際の払い戻し倍率を「合成オッズ」と呼びます。

「その馬が1着で的中する」という馬券的意味は同じ買い方です。
ただし「控除率」は違います。
オッズ帯にもよりますが、平均すると約5%程度「単勝の方がお得(控除率が低い)」。

配当だとこんな感じ
単勝>馬単≒3連単


単勝の方が馬単、3連単合成オッズより配当が良いのが基本形になります。
これをHIGEグラフで表すと以下になります。
合成オッズ最初


単勝は「ローソク」で表していますが、馬単3連単合成オッズは「バーOHLC」という形式で標記しています。
青色:馬単合成緑色:三連単合成
右にちょこんと出ているバーが現在オッズ。
ヒゲの最下点で最小値を表します。


さて、問題はここからです。

5%配当が良くなるはずの単勝馬券が、【合成オッズより安い(買いが入っている)】
場合があります。例を図に示します。

合成オッズ単勝乖離


合成オッズの現在地点よりも、単勝オッズの現在地点が下の場合です。
「合成オッズと単勝オッズの乖離が発生している」と捉えることができます。
ただし、パッと見ただけでは気付きにくいですね。

というわけでHIGEグラフでは強引ですが以下の表示手法をとります。

合成オッズ単勝乖離ライン付き


現在単勝オッズ-合成オッズとの乖離が発生している場合、「右上から左下へ」実線を引きます。

「斜実線:合成オッズとの乖離が発生している」


次。
現在は合成オッズとの乖離は無いが、「最小オッズでは乖離が発生していた」パターン。
合成オッズ単勝最小乖離ライン付き


「斜点線:合成オッズとの乖離が発生したことがある」



もちろん以下のパターンもあります。
最小オッズも現在オッズも、乖離している場合です。
合成オッズ単勝現在も最小も乖離ライン付き


個人的な使い方ですが
・基準オッズから乖離して売れている馬が多数いる場合
「その中でも、さらに強い売れを示すのは?合成オッズとの乖離が発生している馬を優先する」

・流し相手を選ぶ場合
「基準オッズよりは甘い物の、合成オッズとの乖離が発生していれば消しはしない」

上記で「合成オッズとの乖離」を利用しています。
他にも「馬単だけ、3連単だけ、異常に乖離して売れている」なども察知できますね。


以下は2013年12月15日の「合成オッズとの乖離が発生している勝ち馬」一覧抜粋例
(一枚にまとめるため、各馬単勝レンジはバラバラです。ご了承下さい)
20131215gousei2


左から7頭(11トーワフォーエバーまで)は
「基準オッズと乖離+現在合成オッズとの乖離+最小オッズとの乖離」のトリプル乖離。

次の4頭(4ハードロッカーまで)は
「基準オッズと乖離+最小オッズとの乖離」のダブル乖離。

そして、一番右2頭が
「基準オッズに達していないので、単勝本体は灰色」だが、
「合成オッズとの乖離が発生している」パターン。勝ち馬となっています。

第二の基準オッズといえる「合成オッズとの乖離」にも注目して見て下さいね。

(システム班M)

前回「ノイズ」という概念を紹介しました。
その最たるものが買い間違いです。
先週(12/15)の中山10レースのオッズを見ると2.ノボレインボーの単勝がやけに売れているのがわかります。

▼クリックでHIGEオッズグラフを表示▼20131215e10

単勝は基準オッズ121.7倍で16頭立ての最低人気。これが実際のオッズでは朝の段階では5倍を切る人気。
さて、これをどう考えるか。
7歳の牝馬で8ヶ月の休み明け、乗り替わりだがお世辞にも鞍上強化とはいえない。
ハッキリ言って買う要素がみあたらない。
ではなぜ売れているのか?
考えられるのは買い間違い。
メインの朝日杯とのレース間違いか?
いや、朝日杯の2番は九州産馬でここではチョットと言う馬。
可能性が高いのは阪神との場間違い。
阪神10レースの2番は良血のリヤンドファミュ。骨折明けも血統背景と若駒S勝ちの実績から人気を集めている。
あくまで推測だが、この馬との買い間違いと思えば中山10Rは2番の馬に惑わされることはない。

全くの人気薄が極端に売れている場合は、まずは何故売れているかを考えることを習慣付けることをオススメします。

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